アワビ漁が変・・

11月のアワビ漁が終了しました。

今年は、アワビの餌になる昆布などの海草が少ないせいかやせたアワビもありました。

そんなこともあってか落札価格も例年より安いようです。

 

ところがそればかりではなく、水揚げしたアワビの過半数が売れません。

仲買人が買ってくれないのです。

 

事実上仲買人が買い取るアワビを選別しています。

残ったものは売れ残りです。

 

私は、水揚げの3割しか買い取ってもらえませんでした。

ある仲買人は、水揚げしたアワビのほとんどを買い取っているそうです。

 

ようするに落札した仲買人の胸三寸で一方的に決まる選別の仕方に問題がありそうです。

現物を見ないで入札する現行制度にも検討の余地があるのかもしれません。

 

昔からやってきた方法でしょうが仲買人による選別結果がここまでバラつくといろいろとあらぬ疑念を惹起しかねません。

組合員は、生活が脅かされる事態に危機感を高めています。

 

売り上げにならないアワビの採取は、収入にならないばかりではなくいたずらに資源の枯渇を助長するばかりです。

今日は、12月分のアワビ漁の入札でしたがまた同じ仲買が落札、価格は1割以上下落しました。

 

にとっては稼ぎ頭のアワビ漁だったのに・・・。

今年のアワビ漁もあと残すところ一日だけになりました。