スッキリ晴れて

スッキリ晴れて頬に冷たい西風が吹いていました

南潮と西風に押されて船は南東へやや速く流れました

今日もファーストヒットは元気に疾走するイナダでした

少し間をおいて再び疾走するイナダが続きました

イナダの群れは小さいのか単発のアタリはすぐに何処かへ去っていきました

それでもたまに来てイナダの引きはやっぱり痛快でした

小ぶりながらヒラメも顔を見せてくれました

このとき大艫でもヒラメが上がっていたようです

西風は次第に治まってくるとその向きは北へ東へと頻繁に変わりました

 

イナダは何の前触れもなく突然やってきてはしばらくの間何処かへ泳ぎ去りました

汐が下げ止まった頃アタリは遠のいてしまいました

根魚のアタリを求めて沖出しすることにしました

長いこと不調だった根魚は未だに渋いままで好転していませんでした

遠いアタリを拾う時間が過ぎていきました

これまで小型が多かったヒラメはここに来てやっと大型70cmが来ました

 

思わず”美味そう!”の声には納得でした

汐が上げに転じてしばらくしてもアタリは遠いまま静かに納竿となりました

アイナメマソイガヤメバルヒラメイナダ・ワラサマトウダイで七目と多彩になりました

 

朝のうちはイナダをポツリポツリと拾い、大型70cmを交えたヒラメはツ抜けを果たしました

しかし他の根魚は精彩を欠きました

 

そろそろ根魚の復調をと期待しながら10月も下旬になり風を冷たく感じる季節になりました

 

秋漁の先駆けと言われるあのカジカの乗っ込みが近くなりました